鈴木大拙館

Interior design のコンセプトとして「 Timeless ?Comfort ?」を掲げている事務所にとって「 + α の価値観の創造 」の探究として、金沢を訪れました。

2011年に竣工した、比較的新しい「 鈴木大拙館 」は、NY近代美術館新館や法隆寺宝物館、最近ではGINZA SIX の設計でも有名な日本を代表する建築家 ?谷口吉生 先生の設計です。

近代日本最大の仏教者として評価されている「 鈴木大拙 」氏の「 禅 (ZEN)」に対する考え方を、谷口吉生先生が建築として、建築家として、表現されているのではないだろうか……

高木も事前に、鈴木大拙氏が、欧米人の為の講演を翻訳した「 禅と日本文化」を読んで訪れました。
この本が1940年に英文で発行されている事にも驚きですが……

鈴木大拙館の大部分を占める「 水鏡 」
空や周りの景色を写し出し、水面は風と人口的にさざ波をたてます。
静けさの中にある水音……
空間全体は、静止しているようですが、実は全く留まっていない……

五感で感じるだけではなく、「 自分自身」を感じる?
自分自身と向き合う「 無 」を少し理解できた気がします……

Y.TAKAGI
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